奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。

明治二十六年、杉山潤之助は、旧知の月輪龍太郎が始めた探偵事務所を訪れる。

二十年前に死んだ美少女を偲び、孤島「和音(かずね)島」に集う男女を襲う惨劇。

病を癒す力を持つ「奇跡の泉」があるという亀恩洞は、別名を〈鬼隠れの穴〉といい、高賀童子という牛鬼が棲むと伝えられていた。

何人も書物の類を所有してはならない。もしもそれらを隠し持っていることが判明すれば、隠し場所もろともすべてが灰にされる。

パリ警察が誇る名予審判事、シャルル・ベルトラン。

衆人監視の白木の箱の中から突如消えた“人形の首”。

塔から飛び降りた学者の死体が屋上で発見された!?北村薫氏絶賛の「神なき塔」をはじめ、ノアの箱舟を模した船での密室殺人「ノアの最後の航海」、貴族庭園の宝探しゲームが死体発見に発展する「永劫の庭」など、妄想と奇妙な論理に彩られた三編を収録。

絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする。

大阪のしがない短大助教授・桑潟のもとに、ある童話作家の遺稿が持ち込まれた。

平清盛の配下である童子・禿髪は、なぜ惨殺されたのか? 首のない五つの死体から、どうすれば探している人物を特定できるのか? 帝の庇護下にあった寵姫を、どのようにして毒殺したのか? ――不可思議な謎に挑むのは、清盛の異母弟にして一族の裏切り者・平頼盛。

元警察官でミステリマニアの私立探偵の「俺」はくだらないもめごとに巻き込まれて死んでしまい、記憶を持ったまま異世界の住人として転生し、ヴァンと名乗る。

野尻湖畔にある修道院の塔で起こった二つの密室殺人。満開の桜の枝に、裸で逆さに吊るされた神父の首なし死体。

謎の人物から死の予告状を届けられた教祖が、その予告通りに地上80メートルにある密室から消えた。

二階堂黎人作家活動三十周年記念出版。

キャバクラのボーイ・透は、キャバ嬢・エコの送迎中に、路上で首なし死体に遭遇してしまう。

刑事の私は、矢萩利幸という名を3度も聞いた。

頭部がない死体、胴体がない死体、右手がない死体…。遺体の一部が持ち去られる猟奇殺人事件が6件連続して発生した。

「殺人計画書」通りに、不可解な状況で人が殺されていく。 いったい誰が「計画書」を書いたのか。

子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。

首のない死体が一つ。浮遊する首が一つ……。

西洋風の荒れ果てた古い洋館の地下室には、首なし死体が転がっていた。そして今また、少女の首が…。

「未来を知りたくないかい?」 6年生の夏休み前日、作家を夢見る風太は、未来を100円で売る「未来屋」猫柳さんに呼びとめられた。

ヴィクトル・ユゴー街のアパルトマンの広間で、血の池の中央に外出用の服を着け、うつぶせに横たわっていた女の死体は、あるべき場所に首がなかった。

クリスマスの早朝、ウェストヴァージニアの小村の丁字路で、T字形の道標にはりつけられた男の首なし死体。

百年の間、外部に様子が伝えられたことのない宮殿より取材許可を得て、伝説の島を訪れたミチルとウォーカロンのロイディ。

雪深い山中で次々発見される首なし死体。一方、市内でも被害者を斬首、その首を警察に送りつける事件が発生した。

首のない死体。野獣に噛みさかれたような傷跡。

僕=白石かおるは商社勤めのサラリーマン。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街に置き、ある「知らせ」を待っている。

首なし死体として発見された美人女子大生、菅野香織。彼女の死と殺害方法は、ミステリ小説の中で何故か予告されていた。

首なし死体に端を発する猟奇連続殺人―― 雪深いピレネー山麓の町に封印された忌まわしい秘密とは!? 雪と氷に閉ざされたピレネー山脈。

十三歳のぼくは、森で古い日記と手紙の断片を見つけた。そこには少女の赤裸々な告白が書かれていた。

突然倒れ、血を流して死んだ徴用工の事件をきっかけに、いつものように安吾のもとへ賢人同盟の仲間が集まる。

第七期棋幽戦第二局は、〈碁の鬼〉と称される槇野猛章九段の妙手で一日目を終えた。

分裂病と覚醒剤中毒の治療・研究に成果をあげている南仏、マルセイユの大学病院で首なし死体がみつかった。

クリスマス直前の気分に華やぐ聖マルグリット学園。だが、外の世界では「2度目の嵐」が迫りつつあった。

首を洗って待ってたかい? <戯言シリーズ>最新作 玖渚盾が挑むのは、古城×双子×首なし死体 私立澄百合学園に通う玖渚盾(くなぎさじゅん)、十五歳。

賢才と誉れ高い建仁寺の小坊主一休。同じ寺に寄宿する少女茜の両親を捜すため、侍の新右衛門と三人で旅に出た。

連続放火殺人を解決、異常犯罪担当部署に配属された刑事カーソンには秘密があった。誰にも触れられたくない暗い秘密だ。

人気浮世絵師・歌川国芳の一人娘とりが誘拐された。

酔っぱらい大佐が遭遇した首なし騎士とメイポールの死体。

1969年の夏、沼の底から男子小学生の首なし死体が引き上げられた。

北方の国境近く、北州に知事として赴任したディー判事。以来数カ月というもの平穏な日々が続いていた。

「遺言状を書きかえたい」というセスリー氏に呼ばれた弁護士がウォンドルズ・パーヴァ村に赴くと、セスリー氏はアメリカに行ったという。

立山連峰を間近に望む室堂平で山岳写真家が首なし死体で発見された。首の切断口に貼られた“黒い雷鳥”の魔除け札…。

明治の初頭、筑摩県木曽地方にある三つの村が合併した。

推理トリック研究家・久我京介と助手・明夫、その女友達の洋子は、瀬戸内海の別荘に招待されて夏のバカンスを楽しんでいた。

医師の男と旅をともにすることになった、浪人・平馬。

水の都として知られるオランダの首都アムステルダムの運河に、首のない男の死体が浮かんだ。

薬学の研究に没頭した挙げ句、夫と娘を失った栂原晃子は、新たなテーマを求めてインドネシアに向かうが、飛行機墜落事故に巻き込まれる。

会津地方一の名家・四条家で惨劇が起きた。

マイアミ大学の構内で首なし死体が見つかった。

雪の舞う大晦日。

むっちりと脂肪ののった弾力をもつ股のしなやかな肉付きのゆたかさ!その女の左股の内側きわどいところすれすれにトランプのカード1枚、スペードのクイーンが彫られていた!そのヴェールで顔を隠した奇妙な女客に、俗に“彫亀”と呼ばれている彫師の坂口亀三郎は半ば拉致同然

あの日から、世界は壊れはじめていたのかもしれない。首なし死体、連続猟奇殺人事件、そして…。

北国の街、久寿里。一年の半分は霧に、冬は雪と氷に閉ざされた所だ。

瀬戸内に浮かぶ流島で発見された凄惨な首なし死体。首から上には奇怪なマネキンの頭が…。

模型交換会会場の公会堂でモデル女性の死体が発見された。死体の首は切断されており、発見された部屋は密室状態。

現在、過去、未来。別々の時を刻む三つの大時計を戴くクロック城。

刑事達に囲まれた密室で起きた殺人。夜のパリを徘徊するのは殺人者か、人狼か。